ピエモンテの州旗

ピエモンテ州
Piemonte

州都 トリノ  人口 4,289,000人

「イタリアの都市」へ

Torino トリノ

トリノ県 人口962,000人

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世   ピエモンテ州の州都で、ドーラ リパーリア川とポー川の合流点に位置する優雅で活気あふれる町です。現在の姿は17世紀および18世紀の都市計画によって建設され、町は碁盤の目になっています。広い主要道路にのびのびとした広場、数多くの緑地など整然とした姿を見ることが出来ます。紀元1世紀までケルト部族の町でしたが、ローマ人によってアウグスタ タウリノールムという名の軍事植民地に変えられ、これが現在のトリノの名前の由来になります。その後キリスト教化され5世紀初めに司教座が置かれた後、6世紀になるとロンバルディアの君主に委ねられ、後にはフランク族の支配下に入りました。11世紀以降は900年もの長い間、トリノはウンベルト ビアンカマーノを始祖とするサヴォイア家と運命を同じく盛衰を共にしました。フィレンツェのメディチ家と同じく、トリノの歴史はまさしくサヴォイア家の歴史と言えます。統治が巧みである時は教皇側につき、またある時は神聖ローマ皇帝側につき、そしてフランスとミラノ公との間の均衡をうまく維持しながら、少しずつ支配する地域を広げていきました。トリノはオーストリアからの独立運動が最も激しく行われた場所である事から、文士や愛国者の溜まり場になったカフェの文化が栄えました。このようにしてトリノは、オーストリアに対する戦いとイタリア統一運動の中心地となりました。この機に乗じてサヴォイア家はサヴォイア地方からピエモンテ地方を領有し、次いでサルデーニャ島を足がかりに大臣カブールと1861年国民の悲願であったイタリア統一を果たしました。ヴィットーリオ エマヌエーレ2世はイタリア初代の王となりトリノは短い期間でしたが統一イタリア初の首都となりました。そして第二次世界大戦終了後1946年のイタリア共和国宣言までサヴォイア家はイタリア半島全土を支配しました。

Asti アスティ

アスティ県 人口73,400人

アスティの祭り   アスティは長い歴史を誇る町でタナーロ川の西側、モンフェッラートの緑の生い茂った丘の麓にありピエモンテ州の中心に位置します。恵まれた立地であり交通の便のよさから、ローマ時代にはアスティ周辺の街は発展しキリスト教が早くから伝道され商業が盛んに行われました。中世時代にはアスティは裕福で大きな影響力を持つ都市へと成長し、当時の文書には北イタリアで最も力のある都市とされ、近隣の諸侯を抑え更なる拡大を成し遂げたと記載されています。文化的にも栄え18世紀には偉大な作家であるヴィットーリオ アルフィエーリを生み出しました。そして数多くのゴシック様式の塔や教会、宮殿などが建築され現在も残されています。アスティとその周辺では観光に力を入れており、中世の衣装を身に着けた人々の行進、そしてパリオの競馬等の数々のイベントで賑わっています。毎年9月にはワイン祭りも行われます。アスティ周辺はワイン造りが盛んで、「アスティの」(d’Asti)と付くワインが数多く生産されています。その中でも特にこの町の名前であるアスティと呼ばれるワインはマスカットで造るD.O.C.G.ワインで、大量に生産・輸出されており、世界で最も知られているイタリアワインの一つ、そして最も有名な発泡性ワインと言えます。

Alba アルバ

アルバ県 人口29,000人

アルバの風景   アルバの歴史は古く石器時代には人が住んでおり、古代ローマ時代にはアルバ ポンペイアと呼ばれる重要な拠点でした。今でも町には昔ながらの教会や家屋が立ち並び、昔の豪族の住居であった塔が数多く見られます。アルバは都市の規模や観光地としてはそれほど取り上げられることがありませんが、食に携わる人間にとってここアルバは聖地ともいえるでしょう。最高級の白トリュフの生産地として、またワインの王、女王とも言えるバローロ、バルバレスコを生み出す地域でもあるのです。トリュフの季節である秋になると世界中の美食家や料理人たちが訪れ市場やレストランが賑わう、巡礼の地のようなものでしょうか。他にも独自の食文化を持っており、生卵を練りこんだ生パスタ「タリアリン」や、生の牛肉をミンチした料理、他にはバーニャ カウダなどが有名です。 この季節になると街中は車で溢れかえり、ホテルは満室となります。ミラノやトリノから鉄道を利用することもできますが、乗り換えが必要で、一車両のディーゼルのみと時間がかかり不便です。ですがこの車窓から見られる景色はすばらしいもので、アルバに近づくにつれブドウ畑が増えていき、ぽつんと立つ家以外はほとんどブドウ畑になります。これほどきれいに区画整備されたブドウ畑はイタリアのどの地方へ行っても見られることがないでしょう。イタリアワインを愛して止まない人達にはきっとこの地で出会える様々なことに心打たれるに違いありません。